「長崎スマートカード」は、長崎県内の路線バス、路面電車、私鉄など全10社共通で使えるICカードです。
このカードに残高を追加することを、長崎では「積み増しする」といいます。
当初、この「積み増し」という言葉に違和感がありました。
というのも、「チャージ」という言葉が、先に、自分の中に入り込んでいたからです。
「現金チャージ機」は、本来「現金積増機」というらしいので(一般社団法人 日本自動販売システム機械工業会ブログより)、正式な日本語としては、「積み増し」という言い方の方が正当な?(笑)表現なのかも知れません。
でも、今や「チャージ」という言葉の方が、一般的なのではないでしょうか。
先日もバスの運転手さんに、「(カードに)チャージをお願いします」と言っている若い方を見かけました。
※バスの社内では「積み増し」を運転手さんに依頼します。もちろん、バスの停車中にですが(笑)
昼間の路線バスに乗車すると分かるのですが、圧倒的にお年寄りの方が目につきます。
そして、これは僕の思い込みかも知れませんが、「チャージ」という外来語よりも「積み増し」という和性の言葉の方が、この年齢層の乗客には肌感覚として、すっと受け入れられやすいように思えるのです。
今、長崎ほのぼの屋の「ミッション」「ビジョン」「バリュー」について、改めて考えていますが、何かしら違和感があるのです。
なんとなく、「上滑り」というのか。
そこが、このプロジェクトの本当の『肝』、そんな気がするのです。
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