あらゆる生き物には誘導システム、すなわち目標へ邁進するメカニズムが内蔵されている。それは目標、大雑把に言えば「生きる」ことの達成を助けるべく神の手で組み込まれたものだ。
シンプルな生命体の場合、生きるという目標は、単に個体と種の両方が肉体的に生き延びることを意味する。人間以外の動物に内蔵されたメカニズムは、食料とねぐらを見つけ、敵や危険をさけたり打ち負かしたりして、種を存続させるという機能に限定されている。
人間の場合、「生きる」という目標は生き延びることだけではない。
人間には、動物にはない情緒的・精神的な欲求がある。人間にとって「生きる」とい概念には、肉体的生存と種の繁殖以上の意味が含まれている。「生きる」ためには、情緒的・精神的に満たされることも必要なのだ。
by Maxell Maltz Revised by Dan S.Kennedy THE NEW PSYCHO-CYBERNETICSより
つまり、こういうことだ。
「本能」としての「自動成功メカニズム」の目標を自ら設定しうるという点において、人間は他の生き物と異なる。
ただし、「自動成功メカニズム」の働き方(仕組み)そのものは、人間も動物も同じである。
「創造のメカニズム」は、そのときの必要に応じて自動的に働く。だから、あらかじめ保証はない。あなたが行動し、行動によって要求が出されて初めてそれは働くのだ。
by Maxell Maltz Revised by Dan S.Kennedy THE NEW PSYCHO-CYBERNETICSより
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