K君のこと(鯉のぼりの季節)⑥

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 K君から最初の相談を受けたのは、4月の上旬だった。あれからもうすぐ、ひと月が過ぎようとしている。その後、連絡はないけれど、元気でやっているだろうか。

君の人生はこれからだ。思いっきり味わえばいい(笑)応援しているよ。

鯉のぼりの季節も終りだ。最後に彼に送ったメッセージを記録しておくことにしよう。近い将来、振り返ることになるのかも知れないから(笑)

 


 

おはよう、K君。昨夜は、電話を待てずにすまなかったね。

メッセージを読ませてもらって、とても嬉しく感じました。「K君、しっかり成長してくれているな!」と思えたからです。

君は、自分が今、感じているよりも、もっと、自分に自信を持っていいよ。自分自身を、もっと優しい目線で見てあげてごらんよ。自分自身を、もっと労(いたわ)って、誉めてあげてごらんよ。
分かりにくいかも知れないけれど、『自分を許してあげる』ことって、とても大切で、そうすれば、『他人を許せる』ようになる。
そうすれば、人間関係や世の中の見え方が、少し変わって来る。
この『少し』っていうのが、とても大事だ。
その『少し』って、いろいろなものの『見え方』を変える『少し』だからね。

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長友 泰秀

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