スカンジナビア航空(SAS)の社長兼CEOであったヤン・カールソン氏の著書「真実の瞬間(Riv Pyramidema)」に出会ったのは、30代前半の頃だったと思います。
当時、経営不振にあえいでいたSASを、「従業員が顧客と接する15秒こそが、SASの成功を左右する”真実の瞬間”である」との視点から改革し、劇的な業績回復を果たしたという内容でした。
前回のブログで、”よちぴこ”から投げかけられた「支援ってなに?」というテーマについて考えていたところ、何故か、この本のことが脳裏をよぎりました。
「支援ってなに?」
自分にとっては、あまりにも深くて、難しいテーマですが、”真実の瞬間”の著者がそうしたように、”視点を移す”ことによって何かが見えてくるような気がします。
それは、また、ほのぼの村にとっての”真実の瞬間”を考えることでもあるに違いありません。
恐らく、このテーマに関しては、自分よりも、ひきこもりの経験者である村の仲間たちの方が、その答えに近い視点を持っているはずです。だからこそ、ほのぼの村の中心には、”彼ら”がいなければならないと思うのです。
もちろん、村のリーダーとして、ほのぼの村全体に対する僕なりのイメージは持っています。
そのキーワードは、”希望”であり、”可能性”ということになるでしょうか。
「村の中心にある”ほのぼのの木”は、関わる誰もの”思いのエネルギー”を吸収しながら大きく成長し、 その木に関わる誰もが、自らの”思いの実”を収穫している」
自分の中に、ずっとある、ほのぼの村の風景の一部です。
ほのぼの村にとっての”支援”とは何か?”真実の瞬間”とは何か? その答えは、きっと、その成長の先に待っているのだと思います。
いよいよ3月、村の仲間たちに、心からの”いいね!”を贈ります。