過去の罪悪を忘れてしまうことは、自分であることの責任を放棄することになる。
最近まで、こんな考えを抱いたまま生きて来た。
確かにこの考えは、ある意味間違っていないし、今でもそう思う。
「自分である」ことの本質は記憶なのだ。
僕もそう思う。
そして、こうも思う。
記憶とは過去に対する、現時点での評価でしかない。
評価は、前提となる条件や基準が変われば変わるものだ。
だから、記憶は書き換えられていく。
僕の中には、忘れてはならない、忘れたくない記憶が、確かに存在する。
しかし、その記憶ですら、時とともに、自分の中で書き変えられていく。
というより、「果たして、本当にそうだったか」と感じ始めるのだ。
「あったのか」「なかったのか」ではない。
「本当にそういうことだったのか」と思い始めるのだ。
『思い込み』という名のネガティブな記憶・・過去に重きを置く考え方をやめてしまえば、誤った過去は私たちに
潜在意識が答えを知っている~ポケット版p114
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