”与える”こと、そして”許す”こと

シッダルタ”人間は本来、成功するようにできている”

THE NEW PSYCHO-CYBERNETICS by Maxwell Maltz (1899~1975)より

あなたが水中に石を投げるなら、その石はまっすぐに底に沈んで行くでしょう。シッダルタが目標、計画を定めたときも、同様です。シッダルタは何もしません、彼は待ちます、考えます、食を断ちます。しかし、彼は水をくぐる石のように、何事もせず、身を動かすことさえせずに、世のさまざまの事柄を切り抜けてゆくのです。いわば彼は惹かれてゆくのです。落ちるに任せるのです。目的の方が彼を惹きつけるのです。なぜなら彼はその目的にさからうようなことは何一つ心の中に入りこませぬからです。これがシッダルタが沙門のもとで学んだことです。これが愚かな者たちが魔法と呼び、魔人の力の業(わざ)と考えることなのです。魔人の力の業などというものはありません。魔人などはありません。何人(なんびと)も魔法を使うことができます。何人も目的に達することができます。もし彼が考えることができ、待つことができ、断食することができるならば。

シッダルタ~ヘルマン・ヘッセ(1877~1962)より

人が幸せに生きていくための基本原理:「与えること」、そして「許すこと」

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長友 泰秀

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