それに対して、問題の解決に取り組もうとするとき、人は前向きで元気になる。すぐには解決できなくても、何とかして成し遂げようとし始めたとき、人はもう変わり始めている。問題の解決は未来に向かっている。幸いなことに、未来はいくらでも変えることができる。過去を悔やみ原因を云々するよりも、報われる可能性はずっと大きい。
解決志向アプローチでは、この原理を最大限に活用しようとする。原因の究明はスルーして、過去ではなく常に未来に目を向け、すべての対話は問題解決という一点を目指すのである。
人を動かす対話術~心の奇跡はなぜ起きるのか 岡田尊司 PHP新書p77
問題を解決する一番の近道は、問題が解決したらどうなるかを思い描き、その状態のとき何が変わっているかを明確にすること。。。ディ・シェイザーは、そのプロセスを解決構築(solution construction)と呼んだ。
人を動かす対話術~心の奇跡はなぜ起きるのか 岡田尊司 PHP新書p80
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