人生のどこかでつまずいて、身動きが取れないまま苦しんでいる若者が、そのような可能性を感じられる場所。もう一度、立ち上がろうとする勇気や希望を持てるような場所。
ほのぼの村は、そんなところでありたいと考えています。
ほのぼの村は、困難な状態にある若者の就労を目指しています。村自ら仕事を創り出すとともに、彼らが自立していくために必要ないくつものスモールステップの場を創っていきます。
そして、そのような村を、当事者と呼ばれる彼らと共に創っていきたいのです。
果たして、そのようなことが可能なのでしょうか。可能であるとすれば、どのような条件が必要なのでしょうか。
このページの一番上にある絵をご覧ください。この絵は、私たちの仲間でパステルアートのインストラクターをしている女性Tさんが描いてくれた原画を、同じく仲間でデザイナーの女性に画像処理してもらったものです。村だというのに、まだ、一軒の家もありません。あるのは、遠くの小高い丘の上にある一本の木だけ。この木は、「ほのぼのの木」といいます。
それでは、この木と、ひとりのひきこもりの女性についてのお話から始めたいと思います。
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